333DISCS PRESS

【tico moon】

2008年に『Raspberry』を発売してから、あっという間に3年。長い期間が掛かりましたが、結成してからちょうど10周年を迎える今年、新しいアルバムを発売出来ることになりました。アルバム制作に取り掛かれるとても嬉しい気持ちと、自分の気に入る演奏がどれだけできるのかなという不安な気持ちと、色々な気持ちを持ちながら、合計5日間、時間にすると計70時間位、気を引き締めて演奏し続けました。今回お世話になったスタジオ「PASTORAL SOUND」さんの居心地がとても良かったこと、エンジニアの井野さんの音作りがとても素晴らしかったこと、プロデューサーのゴローさんがいつも優しい笑顔でいてくれたこと、333DISCSの葉子さんがおいしい差し入れを色々と持ってきてくれたこと、などなどたくさんの事にいい影響を受けて、集中力を持って演奏することができました。後から聴いた時に、いい演奏ができたなと思える音がきちんと残っているという事はとても幸せなこと。そんな自分たちが幸せに思えるアルバムが出来上がりました。

『Daydream Garden』と名付けた新しいアルバム。自分の好きな庭園をイメージしながら聴いて下さったら嬉しいです。今回のアルバム作りに関わって下さったみなさま、楽しく大切な時間を下さる周りのみなさま、そしていつもティコムーンの音楽を聴いて下さっている全てのみなさまに感謝です!(tico moon/吉野友加)

 

4月23日、24日と、2年4ヶ月振りに福岡でライブがありました。今回は「天神ウェルカム音楽祭」でのフリーライブ、アトリエ穂音さん、カフェとねりこさんでのそれぞれのライブ、そして間にLOVE FMさんでのゲスト出演と、盛り沢山な内容でした。
楽器の運搬のために東京からは新幹線での移動、5時間半ののんびりした旅を満喫して福岡に降り立つと、すぐに最初の会場の天神ソラリアプラザへ移動です。会場は吹き抜けが気持ち良いとても広いステージで、演奏が始まると沢山の方が立ち止まって耳を傾けてくださいました。演奏時間は30分と長くはありませんでしたが、一気に博多の空気に自分が馴染んで行くのがわかりました。
その後すぐに夜のライブ会場のアトリエ穂音さんへ移動。アトリエ穂音さんは、冷泉壮という旧いアパートを改装したギャラリーやカフェ等が集まる集合スペースの一角にあるのですが、その冷泉壮が隠れ家的なとても素敵なスペースで、夜のライブが益々楽しみになってきました。リハーサルが終わるとちょっと腹ごしらえ。博多の人はおやつ感覚で食べるという博多ラーメン(何と290円!)。さっそく博多の味覚を楽しみました。アトリエ穂音さんでの演奏は、会場の素敵な雰囲気と響きに共鳴しながら、沢山の方に聴いていただけました。
翌日はまず昼間のラジオ出演からスタート。慣れないながらもLOVE FMのスタッフの方々の優しさに助けられながら精一杯話して来ました。夜のライブ会場のとねりこさんは、けやき通りという緑のきれいな通りを少し入ったところにありました。トンネルの様な不思議なエントランスを抜けると、そこに広がるのはまるでどこかヨーロッパの田舎にでも迷い込んだかの様な素敵なカフェでした。ゆったりと流れる時間に身を任せていたら、あっという間に開演の時間です。ライトアップされた素敵な庭をバックに、気持ち良く演奏させていただきました。終演後の打ち上げは皆でカレー!、楽しい夕げでした。
久しぶりの福岡でのライブは、沢山の方に聴いていただけて本当に嬉しかったです!ありがとうございました。また今回のライブでは沢山の方々にお世話になりました。皆様の助けが無くてはこんなに楽しく演奏させていただく事はできませんでした。本当にありがとうございました!(tico moon/影山敏彦)