333DISCS PRESS

「避暑におすすめの場所は何処ですか?」

【naomi】ポルトガルにアズレージョというタイルと布を買いに行きます。ファドでも聴きながら涼みたいです。
【goro】避暑地は、 やっぱり青森です。涼しいし、北海道もいいな。
【tico moon 影山敏彦】キノイグルーさんのルーフトップシネマ
【tico moon 吉野友加】近所の図書館
【甲斐みのり】私の地元、静岡へぜひ。富士山の麓は避暑にぴったり。夏に実家へ帰るたび、クーラーいらずの涼しい風に安息を覚えます。昭和の観光地を代表する熱海はいま、賑わいも寂し気ではありますが、それがかえって人混みになれてしまった心身に新鮮でおすすめです。東京から1時間ですし。CMでおなじみのハトヤは、建築的にも演出的にも風変わりで楽しめる宿です。
【FALL 三品輝起】わたくしのような小市民はぜひ熊野古道へ。富豪の方は(一度行ったっきりで、今後も行ける見込みはございませんが)パークハイアット最上階の室内プールで、ビオワインでも片手に都庁を見下ろしてみては。
【fleur de coeur 阿部桂太郎】この夏のパリはとても涼しく(ちょっと寒いくらい?)、避暑地には出かけなくとも済みそうです。ただし毎年この時期になると、南フランスが恋しくなります…。中でもお薦めなのは、南仏プロヴァンスのリュベロン地方。ピーター・メイルさんがお書きになった「南仏プロヴァンスの12ヶ月」の舞台です。
【葉田いづみ】去年、檜原村の神戸岩の近くに友人たちと一泊したのですが、空気は澄み、ひんやりと涼しかったです。東京でも避暑できますよ。
【青芝和行】原発事故の影響で空いてるらしいので、日光なんていかがでしょう?杉並木とか、竜頭の滝あたりとか、涼しそう。
【岩崎一絵】近場で手軽に涼みに行くのはラゾーナ川崎。駅直結でお店も揃っていて便利です。先日は巨大な氷とうちわが置いてありました。
【伊藤葉子】避暑といえば札幌。何年か前の真夏に札幌に行き、こんなに涼しいのか~~と嬉しくなって札幌大通りの巨大なビアガーデン(?)でカーディガンを着てトウモロコシ食べて大満足でした。また避暑に行きたいです。

「朝型ですか?夜型ですか?」

【fleur de coeur 阿部桂太郎】朝型です。気になることがあると寝ていても目が覚めてしまい、夜中に起きてはゴソゴソと活動を開始します。そして気が付けば、白々と夜が明けてくるような…。
【naomi】超朝型です。グリーンカーテンの朝顔の水やりをします。

【甲斐みのり】3年ほど前までは完全に夜型だったのですが、いまはすっかり夜更かしできなくなりました。書き終えられない原稿があると、夜中の12時過ぎるといったんは寝て、5時くらいに起きて続きを書きます。その方が捗りがよいと気がついて。ふだんは撮影や取材がある日は6時代、ない日は8時までには起きます。そして朝食をできるだけゆっくりと。

【伊藤葉子】朝型です。子どものお弁当や朝ご飯で6:30~7:30は自由に出来ませんが、9時くらいまでは携帯に電話も来ないし、仕事がはかどりますね。

【tico moon 影山敏彦】基本的には朝型です。寝る時間は決まっていませんが、毎朝必ず7時55分に起床して、NHKの朝の連続テレビ小説を見ることから一日が始まります。
【tico moon 吉野友加】毎朝必ず7時55分に起床して、NHKの朝の連続テレビ小説を見ることから一日が始まる影山と同じように一日が始まります。夜は遅かったり早かったり。でも眠るのは大好きなので、たっぷりと眠る時間があると嬉しいです。

【葉田いづみ】朝8時に起きて夜は1~2時ごろ寝ます。朝型とも言えない中途半端な感じですね。
【FALL 三品輝起】強いていえば朝型。8時半に起き、0時半には寝ます。仕事関連の本を読むくらいでしょうか。

【goro】基本的に夜型かな、でも朝から仕事してます。 夜にやることは本を読む、最近は全然読んでないな、忙しいわけじゃないんだけど、本を手に取れない様です。

【青芝和行】仕事が不規則なので行ったり来たりですが、ランニングは絶対に夜です。クルマは少ないし、夏場は涼しいし。足下が暗いので、それだけは気をつけますが。
【岩崎一絵】夜型です。夜な夜なニードルフェルトをちくちく刺すのが癒やしの時間です。

「お気に入りの化粧品/こだわりのガジェットは?」

■お気に入りの化粧品は?

女性の方へ:お気に入りの化粧品を紹介して下さい。

 

【葉田いづみ】全身に使えるスチームクリームがお気に入りです。すっと肌に浸透して、塗ってすぐ水を触ってもヌルヌルしません。アーツ&サイエンスでロゴ入りのものを購入しています。
【甲斐みのり】お化粧品にはまったく凝っていないのですが、女性誌の編集者さんから最新の化粧品をいただくことが多く、あれこれ試すことはできています。自分で買うのはポール&ジョー。AVEDAのアロマミストを香水代わりに愛用中。

【tico moon 吉野友加】化粧品ではありませんが、アロマオイルを何種類かいつも持ち歩いています。時間によって一番しっくりとくる香りで気分を入れ替えています。

【naomi】ペットボトルに砕いたトルマリン原石を入れて、そこにミネラルウォーター(炭酸入りもおすすめ)を入れてシャカシャカとシェイクして、15分くらいおいたものの上澄みを霧吹きに入れて、暑い時に体や髪に吹きかけるとさらさらするのでおすすめです。トルマリン原石を1.5キロくらいお風呂に入れると肌や髪がサラっサラになります。
【岩崎一絵】エッシーのネイルカラー #304 Jazz。肌馴染みの良いベージュとネーミングが気に入っています。バーツビーズのキューティクルクリームはレモンのいい香りがしてささくれに効きます。

【伊藤葉子】LUSHのシャンプーバー「ぴかぴか」とリキッドコンディショナー「菜」、(以前ソリッドシャンプーで「午後のお茶」というのがあったのですが、復活してほしいです。)L’OCCITANEのボンメールソープ「リンデン」です。ツアーや旅行にも必ず持って行きます。

 

■こだわりのガジェットは?

男性の方へ:こだわりのガジェット(携帯用電子機器類)があれば一つ紹介して下さい。なければアナログな持ち物でも。

 

【青芝和行】電子辞書はセイコーを選びます、リーダーズ英和辞典が入ってるので。
【FALL 三品輝起】ございません。寺門ジモンさんみたいなこだわりがあるといいのですが。
【fleur de coeur 阿部桂太郎】携帯電話すら持っていません。難しいのはどうも苦手で…。
【goro】ガジェットってやはり機械モノなのかな?携帯は持ってるけど、そんなこだわりも無いし、車も無いし、しいて言えば、タオルケットかな。

【tico moon 影山敏彦】最近購入したショルダーバッグ。ファスナー付きのポケットがたくさんあるところが気に入ってます。

 

(…ガジェット好きの男性は多いと思ってお聞きしてみたのですが、どうやら偏見だったようです。皆さんはどうですか?)

●パリの街角から

「このひと時を楽しもう!」


こんにちは、フルール ド クールの阿部桂太郎でございます。皆様、いかがお過ごしでしょうか。さて今回は、パリのレストランの楽しみ方についてお話したいと思います。

 

今から10年程前、新婚旅行で初めてパリに来た時のことを、私は、今でも良く覚えています。それは、レストランに入る時の、あのドキドキした気持ち…。

・どのお店に入ればいいのか
・お料理や飲み物は注文できるのか
・テーブルマナーは大丈夫か

…などなど。

なお、ご旅行でパリにいらっしゃる方々の多くは、多かれ少なかれ、同じようなお気持ちなのではないでしょうか。そこで今回は、この3つについて、私なりの思いを記したいと思います。

 

まず、「どのお店に入ればいいのか」ということについては、今や問題ではないのかも知れません。日本のファッション雑誌や旅行のガイドブックをめくれば、パリのオシャレなレストランが山ほど紹介されていますし、また、パリのレストランを紹介する本やインターネットのサイトも星の数ほどあるように思います。むしろ現在は、行ってみたいお店をあらかじめお決めになってから、パリを訪れる方が多いのかも知れません。

 

次に、「お料理や飲み物は注文できるのか」ということについても、あまり心配はないように思います。何故ならば、お料理であれ、飲み物であれ、すべてはメニューに書いてあるからです。
あとは、旅行のガイドブックの付録や、レストランを紹介する本の中に必ずと言っていいほど書いてある、お料理に関する基本的なフランス語と照らし合わせながら、選んでいただければ良いと思います。

 

なお、ここで大切なのは想像力をはたらかせること。フランス語のいくつかの単語を頼りに、それがどんなお料理なのかを思い描くことです。また、それ以上に大切なのは、結果的にテーブルに運ばれて来たお料理を見る瞬間も含めて、お料理やワイン選びを楽しむこと。レストランによっては、「○○の農場風」とか「××の漁師風」など、それだけでは何だか良く解らないような表現をメニューに用いているところもあるからです。

 

さらに、注文にはどんなに時間をかけても大丈夫。焦ることなく、ゆっくりとお選びください。そして、お料理の選び方にも決まりはありません。前菜、主菜、デザートと、すべてを注文しなければならないわけではありません。前菜と主菜だけでもいいですし、主菜とデザートだけでもいいのです。もっと極端なことを言えば、前菜だけもいいですし、主菜だけを二品注文したっていいのです。

 

最後は、「テーブル マナー」について。結論から申しますと、どうかお気になさらないでください。テーブルに着く時の立ち振る舞いがどうだとか、フォークやナイフをどんな風に使うとか、ナプキンはどこに置くかなんて、お店の人はもちろんのこと、周りのテーブルにいらっしゃるお客さんたちも気にはしていません。

 

最も大切なのは、あなた自身が楽しむこと。美味しいお料理を楽しみ、レストランでのひと時を楽しむことです。このことは、いわゆる高級店に行けば良く解ります。お店の人たちは、お客さんに楽しんでもらうことに常に注意を払い、何かにつけて気遣ってくださいます(しかも、ごく自然に)。

 

初めにも申し上げました通り、かくいう私もテーブルマナーを気にしていた一人…。 しかしこの国に住み、いろいろなレストランに出かけるうちに、気にしなくても良いことが解ったのです。いいえ、私が「テーブルマナー」といって気にしていたのは実はマナーでもなんでもなく、ただ「周りの人の目」だったのです。そして今になって思えば、私達日本人が普通のこととして身につけ、日頃から無意識のうちに行っているような立ち居振る舞いであれば、どこに行っても恥ずかしくはないと思います。

 

ただし、たった一つだけ気をつけていただきたいことがあります。それは、香水。過度に香水をつけることは、せっかくのお料理やワインの味や香りを台無しにするだけでなく、周りにいらっしゃる他のお客さんにも迷惑をかけてしまいます。

 

いつの日か、皆さまがパリにいらした時、楽しいお食事のひと時をお過ごしいただけますように…。今回は、パリのレストランの楽しみ方について、少しだけお話をいたしました。

 

阿部桂太郎

1965年8月22日生まれ。新潟県小千谷市出身。2003年よりフランス、パリ在住。インターネットショップ「フルール ド クール」を営む。好きなことは、旅をすること、食べること、温泉に入ること。

●国立の街角から

「洋菓子舗ウエスト」

国立市にウエストがあることは意外と知られていないのではないだろうか。そういう私もつい1年ほど前までその存在を知らずに過ごしていた。

 

住所は国立市ながら、最寄り駅はJR南武線の矢川駅になる。人通りの少ない静かで平凡な住宅街、まさかここにという場所に突如ウエストが現れる。うっかり通り過ぎてしまいそうなほど地味な外装だ。工場直売店なのでティールームはなく、商品販売のみ。とは言ってもあの品のある雰囲気はここにも健在。やや緊張感漂う店内の空気に、近所のスーパーに行くときのような締まりのない格好で来てしまったことを軽く後悔する。

 

やっぱり、ウエストのケーキは普段着で買いに行くおやつというより、ちょっと特別な日に味わいたいものだと思う。

 

葉田いづみ
グラフィック・デザイナー。主に書籍のデザインを手がける。静岡県出身。2009年より国立に暮らす。