333DISCS PRESS

「8月~10月に楽しみにしていることは?」

【naomi】9月4日に目黒パーシモンホールでnaomi & goroのsongbook 2, passagem発売記念ライブがあります。8月はヨーロッパで過ごす予定です。

【goro】
9月4日にnaomi & goroワンマンライブをやります。 9月29日にcommmonsからソロアルバム「Cloud Happiness」をリリースします。ロックです。

【tico moon 影山敏彦】
9月に神戸、静岡、名古屋で、10月に北軽井沢、金沢で、tico moonのライブがあります。今からとても楽しみにしています!

【tico moon 吉野友加】
色々な場所でのライブがあるので、たくさんの方にお会いできること、自分でプチリフォームをする予定なので、たくさん大工仕事ができること、毎日がとても楽しみです!

【青芝和行】
8月の終わりにゴローさん、葉子さん、ちなぼんと一緒に富山の立山におじゃましてライブをやります。とても楽しみです。あとは、9月になって少し涼しくなったらソロキャンプに行こうかなと。ダッチオーブンに興味津々。

【甲斐みのり】
8月の仙台旅。9月の誕生日。10月のもみじ市!

【チナボン】
8/28、29にかけて富山でLife Is Beautifulに出演します。久しぶりの遠出、しかもとても素敵な場所なので(2005年に一度出演したのです)楽しみにしています♪♪♪


【FALL 三品輝起】

・FALLは8月で5周年を迎えます(6年目もどうぞよろしくお願いします)!
・「てぬぐい」というご近所音楽家のCD『ki ki na shi』を、FALLより8月14日にリリースしまーす。  http://www.tene-guit.com/


【fleur de coeur 阿部桂太郎】
ワインを飲むこと。「8月も15日を過ぎれば夏は終わり…」と言われるパリ。そして、秋の到来とともに美味しくなるのがワインです。今年もたくさん美味しいワインが飲みたい!

【伊藤葉子】
今年で6年目になるABU(アジア太平洋放送連合)の国際共同プロジェクト「ABUアジア子どもドラマシリーズ」。日本ではNHKが番組を制作しています。そのシリーズで伊藤ゴローが音楽を担当いたしました『おばけなんてないさ』が、2010/8/5 に再放送される事になりました。ぜひご覧下さい。

○番組名:「週刊こどもニュースプレゼンツ ABUアジア子どもドラマシリーズ」http://www.nhk.or.jp/drama/abu2010/
○ドラマタイトル:『おばけなんてないさ』
○放送日時:8月5日(木)、午前10:00~10:40
○放送局:NHK教育テレビ
○作・演出:安達もじり
○出演;鈴木宗太郎、中村由起子、ザ・たっち、長門裕之
○音楽:伊藤ゴロー
○演奏:MOOSE HILL Ensemble

「いちばん最近購入したCDは何ですか?」

【naomi】kepa junkera さんのbera。バスクボッサワルツです。いつか自分でもやってみたいです。
買ってはいないけど、韓国のruvinさんが送ってくれた彼のirishの新譜もすごく素敵でした。
ruvinさん、ありがとう。

【tico moon 影山敏彦】
Joao Donato / Lugar Comum

【tico moon 吉野友加】
The Innocence Mission / My Room In The Trees

【青芝和行】
石川晶 Back to Rhythm、中古盤屋さんでなんとなく購入。

【甲斐みのり】
haruka nakamura / Twilight

【チナボン】
桜井芳樹さんと西脇一弘さんの「far home」と Tracy Thorn「LOVE And Its Opposite」

【FALL 三品輝起】
倉林哲也『茶虎食堂』(とんちレコード/2010)

去年まで西荻にあった名店「茶虎食堂」のシェフであり、歌うチェリストでもある倉林哲也さんの新作。 http://horaizun.hp.infoseek.co.jp/kurabayashi.html

「旅行のときの必須アイテムは?」

【naomi】お休み用メディキュット。つま先があいていて、履くと足がむくみません。長時間フライトや歩き回った後には手放せない!!!

【tico moon 影山敏彦】
最近購入したiPad。色々と便利です。

【tico moon 吉野友加】
カメラ。旅先で空を撮ることが好きなので。

【青芝和行】
必須アイテムは特にないのですが、本を数冊って感じですかね。個人的に空前の横溝正史ブームなので、今ならそれを。

【甲斐みのり】
買い物をたくさんするので、大きなマイバック。この頃の旅は、iPhoneさえあればなんとかなってしまうような。

【チナボン】
パックを持っていきます。美容液がしみ込んでいる顔にのせて使うあれです。リラックス~

【FALL 三品輝起】
目隠し(というかアイマスクっていうのか)。暗闇好きなので。

【fleur de coeur 阿部桂太郎】
家内が使っているiPhone。普段は携帯電話すら持たない私くしですが、iPhoneは旅の必需品。ある時は地図に、ある時は時刻表に、そしてまたある時は出かけた先の町や村の情報を集めるために…。フランスの地方(田舎)に出かける時には欠かせません。

●乙女歌謡

こんにちは。甲斐みのりです。
333DISCS PRESSの乙女歌謡コーナーでは、日本語の歌に限らず、私が10代の頃に夢中になっていた、愛らしい歌をご紹介していこうと思います。

ANTENAのアルバムでベルギーのクレプスキュール・レーベルから出された『CAMINO DEL SOL』より、「Les Demoiselles de Rochefort」。映画「ロシュフォールの恋人たち」のテーマ曲のカバーです。クラフトワークの曲名にちなんだアンテナは女の子2人、男の子1人の3人組。10代の頃、女友達ふたりでお揃いの洋服を着ておしゃれして、ギターが弾ける男の子を呼んで、この歌を聴きながらホームパーティーなんていう、今ではとっても気恥ずかしい思い出が。そのときはもちろん、心から楽しんでいたのですけれど。
この頃また、十数年の時を越えて、10代の頃にこんなふうに夢中になっていた音楽を聴くようになりました。アンテナはもちろん私は、クレプスキュールのアーティストたちが大好きで、せっせいとお小遣いをためては、レコード屋にでかけていたのでした。しかしあの頃、ときめきながら聴いていた音楽は30代になってもやっぱりかわらずどきどきできて、それが嬉しいです。

 

甲斐みのり

文筆家。1976年静岡生まれ。旅・お菓子・各地の食材・クラシックホテルや文化財の温泉宿などを主な題材に、女性が憧れ好むものについて書き綴る。http://www.loule.net/

●チナボンボンブック

■野口法蔵「人間の頂」
「坐禅断食のすすめ」の著者野口氏の自叙伝。 カメラマンとしてマザーテレサを取材するためインドへ渡った野口氏。
当初はマザーテレサの施設に入っている人々を取材していたのですが、その施設に入れなかった人々が路上で死んでいくさまを目の当たりにして、彼のなかにひとつの疑問が。というのも彼らはとてもおだやかな顔をして死んでいくのだそうです。よい写真を撮るためにはこの謎をとかねば!と思った彼はなんと、インドのカースト制度のなかでも最下層のスードラと言われる人々とともに暮らし始めました。そしてそのうちにそれが、彼らの輪廻転生という死生観に由来しているということをつかみ、チベット仏教のお寺の門を叩くことに。しかも最終的には、チベットのなかでも最も厳しい修行をしているというお寺に入門するのです!

チベットのことわざに「体の問題を解決するときには心を動かし、心の問題を解決するときには体を動かせ」というものがあるそうです。想像を絶する厳しい環境に身を置き修行することによってつちかった彼の生き方の知恵には、とても説得力がありました。

 

■中沢新一「イコノソフィア」
イコン(聖画)というと現代の日本で普通に生活する私たちにとっては、あまり縁がないように思われます。が、聖書に描かれている聖人たちや天使、マンダラに描かれている世界などは、そもそもどういう意味や意図があって、伝えられてきたものなのでしょうか。 これをひもとくことによって中沢氏は、現代社会から消えてしまいつつある大切な思想を、ふたたび新しいかたちで現代によみがえらせようとしています。
この本を読むと、昔の人々の世界にも、羽根があって空を飛び回る裸の赤ちゃんのような天使は、実際には存在しなかったのだと改めて思わされます。当たり前のことのようですが(笑)。マンダラに描かれた世界にしても、今と同じく昔でも象徴的なものであったはずです。が、そういう目に見えない世界をフィーチャーすることによって伝えたい何かがあったのです。 科学が発達して、今は誰もたとえば天使が実在するなんて思う人はいなくなりました。ですが、かといってその天使が象徴していた思想までも、一緒に消えてしまっていいのでしょうか。そんなデリケートな問題提起ですが、彼独特のまるで詩のような語り口が大変に美しいので、なにかとてもうれしくなるというか、砂漠のような現実にも、実はわくわくするような人を元気にさせるような夢が潜んでいたのだなぁと思わされるのでした!

 

チナボン
バンドsugar plantのヴォーカル&ベース、正山千夏のソロユニット。2005年伊藤ゴロー氏のプロデュースで「in the garden」(333DISCS)をリリース。1994年詩集「忘却セッケン」で第10回早稲田文学新人賞受賞。http://blog.livedoor.jp/cinnabom/