333DISCS PRESS

お知らせ

2012年11月号より、333DISCS PRESSは「BCCKS」で発行することになりました。

PCでは、ブラウザでログインなしでお読みいただけます。iPhone、iPad、Android端末では、お手数ですが「bccks reader for iOS」「bccks reader for Android」というReaderアプリ(無料)をインストールの上、ご覧下さい。また、EPUB版をダウンロードしてEPUB 3対応のリーダーで読む事もできます。(推奨環境の詳細はこちら

今後ともよろしくお願いいたします。

BCCKS内「333DISCS書店」

ひとことインタビュー

■こんな音楽フェスがあったら行きたい!出たい!

【goro】基本は外で演奏が苦手なので屋内のフェスだったら、植物園とか温室とか。

【tico moon影山敏彦】ずばり「カレー&ミュージックフェスティバル」。全国の名カレー店の出店は勿論、カフェの名店が作るピカイチカレーや、全国カレーパン食べ比べコーナー、誰でも簡単に作れる美味しいカレーワークショップ等、イベント満載のカレーと音楽のお祭り。勿論開催は夏の真っ盛りに。

【tico moon吉野友加】私も「カレー&ミュージックフェスティバル」に一票!!

【甲斐みのり】秋に発売予定で、“たてもの”の本をつくっているほど、建造物が好きなのですが、たとえば1階から5階まである古いビル一棟で音楽フェスがあったら楽しそう。各階をのぼりおりするのですが、他の階の音と音がぶつかりあってしまいそうで、実現するのは難しいかもしれませんね。もしくは、駅フェス。駅ごとに違ったライブがあって、電車に乗って、駅を行き来するような。

【葉田いづみ】北海道のカフェフェスは写真を見ているだけでも本当に気持ち良さそうでした。もう少し関東に近い所で、また森の中でやってほしいなぁと思います。

【阿部桂太郎】子どものためのコンサート。子どもにこそ、本物の音、いい音を聴かせてあげたい。実は先日、パリで開催された子どものためのクラシック コンサートにお邪魔したのですが、これがなかなか素晴らしかった。コンサートの前半は、個々の楽器の説明や、その音を実際に聴かせてもらい(ちょっとだけ、楽器にも触らせてもらい…)、そして後半は、それらの楽器を使った演奏を聴くものでした。また、ステージの前には広いスペースが設けられ(シートが敷かれ)、子どもたちはお父さんやお母さんと一緒にその上に腰を下したり、寝転がったりしながら聴くことができます。さらに、コンサートの主役は子ども達ですから、途中で泣いても、騒いでも大丈夫。

【三品輝起】リゾートホテルで3日間くらい、あらゆる客室で散発的にライブがあるフェス。参加ミュージシャンは泊まってる部屋で、すきな時間にそれぞれ小音でライブを行う。客もそのホテルに宿泊してて、目当てのミュージシャンの時間がくれば訪ねていってライブを見たり、自室で寝ててもいいし、外で遊んでもいい。あるわけないけど。

【青芝和行】温泉地を貸し切ってライブ&入浴三昧、みたいなフェスがあったらいいな。ものすごーくユルいイベントになりそうですが。

【伊藤葉子】熱中症&虫さされの心配の無い、涼しい時期の野外イベント。Mt. FUJI JAZZ FESTIVALのボサノヴァ&クラシック版とか良さそう!もちろんおいしい食事、美味しい飲み物、そして温泉とスパ!カフェフェスも継続できるよう皆で考え中ですよ♪おたのしみに♪

■今まで飼った動植物・昆虫で思い出深いものは?

【goro】小1の頃、近所の子が拾って来た子犬をみんなでミルクあげたり、自分のご飯を残して食べさせたりしてこっそり隣の空き地で飼っていたのですが、親に見つかって遠くの空き地に捨てにいく、悲しい悲しい思い出、、、くうくう泣く子犬を僕は何度も泣きながら振り向いて、、、(泣)

【tico moon吉野友加】小学生の頃シマリスを飼っていました。ヒマワリの種をあげると、頬っぺを膨らませて食べる姿が可愛らしくて大好きだったのですが、夏休みに山梨の祖父母の家に連れて行った時、ゲージから飛び出して、山へ向かって走って行ってしまいました。その後も戻ってくる気配はなく、自然の中で元気に暮らしたのかなー、と今でも時々思い出します。

【甲斐みのり】お祭りで買ったヒヨコが、ニワトリになるまで育ちました。今はBID(ビド)という名の猫がいます。The Monochrome setのリーダーからいただいた名前です。

【葉田いづみ】小学生の頃、学研『かがく』の付録についていたカブトエビの卵をふ化させ、育て始めました。
ある日、水槽の掃除のため紙コップにカブトエビの赤ちゃんを入れておいたら、母がただの水と勘違いして台所に流してしまいました…。悲しかったです。

【阿部桂太郎】小学校の低学年の頃、故郷の川や池で採ったサワガニやイモリ。毎日、学校が終わってから友達と一緒に川や池へ行き、パンツ一丁になって夢中で採りました。そして、自宅の玄関に飼育箱を置き、採ってきたサワガニなどを入れておいたものです。しかし不思議と夜の間にどこかへ逃げてしまい、翌朝には空っぽに…なんてことがよくありました(懐)。

【三品輝起】中高のとき飼ってた熱帯魚たち。

【青芝和行】犬と猫の思い出は別にして、小さい頃に飼っていたインコが近所の猫に襲われたのがショックでした。そのせいか、子供の頃は猫よりも圧倒的に犬派でした。今は僅差で猫派かも。

【岩崎一絵】一番かわいかったのは実家で10年飼ったうさぎですが、今は娘が幼稚園から連れ帰ったドジョウのじょうたろうがいます。飼い始めると意外に愛着がわいて、長生きするといいなと思って世話しています。

【伊藤葉子】小学生のころはゴムの木と柊。ゴムの木に傷をつけて、いつになったらゴムボールができるかな~!と眺めていたのを思い出しました。柊は今も実家の玄関にありますが、鬼が家に入らなくなるということで母親が植えていまして、よく酔っぱらった父が柊にささって「痛い!」と言っていておかしかったのを覚えています。大きくなってからは二匹の猫(モモちゃん、メーちゃん。どちらも貰い猫でした。)です。楽しく一緒に過ごさせてもらいました。感謝!

●8〜10月おすすめのイベント

【goro】8月11日に根津教会でソロライブがあります。チェロは徳澤青弦。

【tico moon影山敏彦】今年の夏も暑くなりそうなので8月は家でオリンピック観戦が多くなりそうですが、特撮博物館(東京都現代美術館)、鋤田正義展(東京都写真美術館)等、楽しみな展覧会も目白押しです。

【tico moon吉野友加】夏の間は、ライブを聴きに行ったり、美術館へ展示を観に行ったりと色々と楽しむ予定です。

【甲斐みのり】8月4日・5日 有楽町ルミネ「otona縁日」おやつマルシェに参加、 8月25日 ”東京のかわいいお菓子”を楽しむお茶会を開催します。 http://www.loule.net/coto_spring/new_event.html

【葉田いづみ】国立でおいしいたいやきを屋台販売する「たいやきや ゆい」さんが、夏はかき氷屋を開きます。お得意のあずきを始め、果物を使った手作りのシロップはどれも魅力的でどれにしようかいつも悩みます。(なんと練乳も自家製!)不定期でいろんな場所に出張されるようなので、ブログをチェックしてみてください。

【阿部桂太郎】パリの秋、食欲の秋です。美味しいものを、飲んで食べて♪

【三品輝起】・FALLで8月24日に工藤冬里さんの陶芸展にあわせて、工藤さんと宇波拓さん出演の音楽会があります。
・10月3日から14日まで、TERATOTERA主催「西荻映像祭」というイベントが西荻窪であり、FALLも参加会場となる予定です。
・FALLで10月20日に写真家・芦田陽介さんの展示にあわせて、荒木真さん+Ryoさん、津田貴司さん出演の音楽会があります。

【青芝和行】10月に再来日するZombies 、膝を正して拝聴してこようと思います。

【伊藤葉子】8月29日(水)にNY在住の塚本浩哉さんというソングライター/ギタリストのアルバム「Haertland」をリリースいたしますよ!9月には来日公演も予定しています。tico moonとの対バンも企画中。ぜひお越し下さいね。
また、10月にはペンギンカフェが来日!伊藤ゴローもライブで共演いたします。ゴローは原田知世さんとのon-doc.で関西にも伺います。naomi & goroも活動開始!?ぜひお楽しみに♪

●ニューヨークの街角から

「橋の見えるニューヨーク」

ギタリスト、ソングライターの塚本浩哉です。

「ニューヨークの街角」からということでこのコーナーに書かせてもらうことになりました。今回初めてということで、少し自己紹介をさせて下さい。

タイトルの通り、ニューヨークに住んでおり、今年でアメリカ生活12年目になります。渡米後ジャズ、南米音楽など様々な音楽をやってきましたが、ここ数年はアコースティックギターを主に用いながらシンプルな編成での新しいアコースティック音楽を開拓しているところです。またこの夏の終わりに、333DISCSより、アルバム「Heartland」がリリースされることになりました。9月にはそのリリースツアーで日本をまわります。

 

さて、ニューヨークと言えば、皆さんどんな情景を思い浮かべられるでしょうか。多くの人が頭に描かれたのは、おそらくビルの群れ、摩天楼ではないでしょうか。そしてそのビルの群れが凝縮して屹立しているのがマンハッタン島で、このマンハッタンが所謂NYC(ニューヨーク市)ということになります。この島の凝縮濃度はまず他に例を見ないと思います。周りが水で囲まれているため、その限られた面積の中にありとあらゆるものが詰め込まれている印象です。この地理条件がニューヨークを比例のない面白い町に導いた要因の一つと言えるのではないでしょうか。

そして今回紹介します写真は、マンハッタンから水を隔てて他の地区を繋ぐ橋の写真です。マンハッタンの西側はハドソンリバー、その対岸がニュージャージー州、それを繋ぐのがジョージワシントン橋。一方マンハッタンの東側はイーストリバーで、対岸はクイーンズ。そこにかかるのはブルックリン橋、クイーンズボロ橋などです。これらの橋は、相当古い上に交通量が半端でないため、建設物的な視点ではかなり心細いのですが、橋を遠くから眺める分には美しく、魅力的です。私はクイーンズに住んでいるのですが、橋と水の見える景色が好きで、時折岸辺まで来ることがあります。

ニューヨークの中心はマンハッタンですが、この中にいると基本的にビルに囲まれているため、なかなか全体像を掴むのことは難しいです。しかし水の近くまで来てみると、なるほどこういう風になっているのかと新たな発見があります。もし皆さんもニューヨークに来られ、買い物、美術館などを一通り満喫されたら、橋を渡って対岸からマンハッタンを眺めてみるのもきっといい気分転換になるのではないでしょうか。


塚本浩哉
京都生まれ、現在ニューヨーク在住のギタリスト/ソングライター
http://hiroyatsukamoto.com/

●パリの街角から

「私たちの貴婦人」

【パリのノートルダム寺院】

突然ですが、皆さまはノートル ダム寺院をご存じでしょうか。
ノートル ダム寺院と言えば、フランスのパリにあるノートル ダム寺院(Cathedrale Notre Dame de Paris)が有名です。
ちなみに、ノートル ダム(Notre Dame)とは、フランス語で私たちの(Notre)貴婦人(Dame)という意味であり、聖母マリアのことを指します。そしてまた、ノートル ダムと名付けられた寺院は、聖母マリアに 捧げられた寺院であることを示します。
また、ノートル ダムと名付けられた寺院が、ここパリだけでなく、フランス各地や世界中にもあることをご存じでしょうか。フランス国内では、リヨン(Lyon)やマルセイユ(Marseille)、シャルトル(Chartres)など、いくつもの街に建立されています。そしてそのどれもが、街のシンボルとでも言うべき立派な建物です。
ちなみに、私くしもいままでにいくつかのノートル ダム寺院を訪ねましたが、いずれも本当に素晴らしく、印象に残るものでした。その中でも、特に思い出深いのは以下の3つです。

1つめは、フランスの北部、ランス(Reims)の町にあるノートル ダム寺院。その正面外観は素晴らしく、眺めていたら、「人間とは本当に不思議な生き物だ。こんなに素晴らしいものを造り上げてしまうかと思えば、その一方で、互いにいがみ合ったり、奪いあったり、殺しあったりもする…」なんて思えて来ました。さらに、聖堂の内部、一番奥にあるシャガール作のステンド グラスは、本当に美しいブルー。このブルーを見るためだけにここを訪れる価値があると思ったほどです。

2つめは、フランスの東部、ストラスブール(Strasbourg)の街にあるノートル ダム寺院。その尖塔は高さ142メートル。天を突き刺すようにそびえ立つその姿は、見る者を圧倒します。そしてまた、その素晴らしさのあまり、何度も何度も見上げてしまいます。

そして3つめは、やはりパリのノートル ダム寺院。この街に住んで8年、いつもその近くに住んでいたこともあり、とても身近な存在です。世界的な観光名所ですのでいつも賑わっているのですが(訪れる人の数は、年間約1,000万人)、夕方の、少し人通りが少なくなった頃などは、荘厳でとてもいい感じです。

【セーヌ河の岸辺に立つノートルダム寺院(左)】

なお、ノートル ダム寺院の多くが、着工から竣工までに長い年月をかけて造られたもの。
ランスのノートル ダム寺院:1211年~1475年(264年間)ストラスブールのノートル ダム寺院:1176年~1439年(263年間)パリのノートル ダム寺院:1163年~1345年(182年間)
いまのような建設機械がなかった時代ですから、その建設にはいくつもの困難があったことと思います。しかしそれを乗り越え、100年、200年という時間をかけて造られたのかと思うと、それに携わった人々の情熱や、それを維持させた目には見えない力のようなものを感じずにはいられません。
今回は、ノートル ダム寺院について少しだけお話いたしました。

 

参考)Wikipedia

ランスのノートル ダム寺院
ストラスブールのノートル ダム寺院
パリのノートル ダム寺院

阿部桂太郎

1965年8月22日生まれ。新潟県小千谷市出身。2003年よりフランス、パリ在住。インターネットショップ「フルール ド クール」を営む。好きなことは、旅をすること、食べること、温泉に入ること。