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●チナボンボンブック

こんにちは!チナボンこと正山千夏です。もうすぐ春♪新生活がはじまる方も、そうでない方も、気分一新で毎日をすごすのっていいですよね。そんな女性のみなさまにオススメの本を今月はご紹介したいと思います。

■廣瀬裕子「まいにちできること 気持ちいい暮らしをつづけるための50の方法」

新生活を機会に、もっと気持ちのいい暮らしをしてみませんか? 便利であることも大切ですが、コマーシャルに刷り込まれている便利さを一度取り払って、こんな本で毎日の暮らしを見直してみると、意外な心地よさに出合ったりします。

エコバッグやマイボトルを持ちましょうからはじまり、例えば生長の早い竹素材の方が、石油からできているプラスティック製品を使うより環境によいなど、知っていれば簡単に実行できることばかり。この中で私が個人的にすごくいい!と思ったことをひとつご紹介。それは布ナプキン。

最近では色々なお店やインターネットなどで販売されているのを見かけるようになりました。とにかくこれが気持ちいいのです!そしてもちろん布なので洗濯して繰り返し使え、ゴミも出ません。今の布ナプキンはとても高性能にできていて、ほとんど紙ナプキンと同じ感覚で使用できるものも。また色やデザインも豊富で思わずコレクションしたくなってしまいます。不安な日はこれまで通り紙ナプキンで、軽い日から始めてみるのがオススメです。

“エコな暮らし”はブームで終わったとしても、“気持ちのいい暮らし”は自然とずっと続けていきたいと思うものですよね。

■田口ランディ「クレンズの魔法 母たちが娘に伝えてきた秘伝の幸福書」

お母さんと最近じっくり話をしましたか?

ランディさん(は、女性です!)が、ご自分の娘さんはじめ、すべての娘である女性に向けたこの本。

母の目で、世界という大海に乗り出す娘におくる、ちょっと哲学的で、そしてとても正直な、心温まるアドバイスの数々。自分がこの世に祝福されて生まれてきたのだと感じずにはいられない、なんだか安心する本です。もちろん娘さんをお持ちのお母さんたちにもよいかもしれませんね。

クレンズとは汚れを落とすこと。心も窓ガラスと同じで、掃除をしなければ曇ってしまいます。お肌もお部屋もそうですが、心のクレンズは女性としてのみだしなみでもあり、世界を見通しよくする最強の魔法なのだとランディさんは伝授します。

私のお気に入りは「わかちあい ?大人になっても悩むことばかりです」というタイトルのついた第4章。悩み多き大人のための処世術が、子どもにもわかるようにシンプルに語られています。ここは「禅」の考え方にも近いかもしれません。

私も母とは改まってこういった話はしないですが、何も言わないけれど母もきっと人生の先輩としてこんなふうに思ってくれているんだろうなーと思うのでした。

 

チナボン

バンドsugar plantのヴォーカル&ベース、正山千夏のソロユニット。2005年伊藤ゴロー氏のプロデュースで「in the garden」(333DISCS)をリリース。1994年詩集「忘却セッケン」で第10回早稲田文学新人賞受賞。
http://blog.livedoor.jp/cinnabom/