333DISCS PRESS

●国立の街角から

「ロージナ茶房」

ギシギシきしむ階段、やや暗めの店内、壁に飾られたいろんなテイストの絵画やオブジェ。学生グループがにぎやかにお茶してると思えば、常連らしきおじいさんが新聞を読んでいる。
オープンは1954年だという。この喫茶店のことを知ったのは10年ほど前に刊行された『スマイルフード』(マガジンハウス)という本だったと思う。そのレトロで可愛らしい名前の響きにも惹かれ、いつか行ってみたい喫茶店リストに加わった。そのときは、自分が国立に住むことになるとは思いもしなかった。
そして国立に住みはじめて2年。ロージナは私にとって、欠くことのできない大切な喫茶店となった。打ち合せや友人とのランチ、仕事のアイディア出しを一人するときなど、ことあるごとに利用している。古い飲食店の閉店の知らせに悲しい思いをすることが多いので、ロージナがそうならないよう微力ながら応援しているつもりもある。とは言っても今のところロージナは繁盛していて、そんな心配は全く必要なさそうだけど。
フードのおすすめは「昔風ナポリタン」。ボリュームたっぷり1.5人前はあるので覚悟してオーダーを。

葉田いづみ
グラフィック・デザイナー。主に書籍のデザインを手がける。静岡県出身。2009年より国立に暮らす。